2005年6月23日(木)17:06

前EU農業担当委員:「ブレア首相は2003年に英女王のために農業補助金維持を希望」

ウィーン(AFP)

EUの将来の財政計画および農業予算をめぐる議論で、フランツ・フィシュラー前EU農業担当委員はイギリスのトニー・ブレア首相を厳しく非難した。EU農業担当委員任期中の2003年6月に私は経営体当たりの農業補助金上限額の削減を提案した。しかしこの提案はドイツのゲルハルト・シュレーダー首相とブレア首相に阻まれたのだ。ブレア首相はイギリスの大土地所有者を保護しようとした。とりわけ女王エリザベス二世だ。女王はEUの農業補助金から「最も恩恵を受けている10人のうちの1人だ」、とフィシュラー前委員はオーストリアの『クリーア』紙Kurierに語った。

ブレア首相は先週のEU首脳会議決裂の責任があるとして大方の批判を浴びている。首相は将来のEU予算の改革にあくまでも固執した。とりわけ比重の高い農業補助金を削り、研究や教育といった将来の投資に向けるよう主張していた。

原題:Blair wollte 2003 Agrarhilfen wegen Queen erhalten

訳注:原文には「2003年」とあるが、2013年までの中期農業予算を議論した2002年6月の可能性もある。




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